猫背・姿勢の乱れの原因について
現代社会では、スマートフォンを長時間使用する習慣やデスクワークが主要な原因となり、猫背や姿勢の悪さが増加しています。その他にも、合わない高さのキッチンで料理をする主婦や、身長が高い人が無意識に前かがみになること、ストレスで体を縮めてしまうことなど、原因は多岐にわたります。
根本的な要因としては、腹部や肩周りの筋力不足、ストレートネック、骨盤や背骨の歪みが挙げられます。特に女性は筋肉量が少ないため、正しい姿勢を維持しづらく猫背になりやすい傾向があります。さらに、日常生活の中ではスマートフォンの使用と並んで、ストレスも姿勢悪化の大きな要因となります。例えば、暗い気持ちで背中を丸めたり、ストレスから肩を落とす姿勢になることがよく見受けられます。
また、猫背の人は、自分がその状態であることを認識していない場合が多く、無意識のうちに背中を丸めてしまうことが一般的です。
猫背が引き起こす影響
猫背は体にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。本来の人間の体にとって自然な姿勢ではないため、内臓や背骨が圧迫され、背中が丸まることで呼吸が浅くなるといった問題が生じます。その結果、腸が圧迫されて便秘がちになったり、胃腸の機能が低下することがあります。また、背骨の歪みが自律神経の働きに悪影響を及ぼし、精神的な不調の原因となる場合もあります。
呼吸が浅くなると、体全体への酸素や栄養の供給が不十分になり、筋肉への酸素不足から肩こりや腰痛、頭痛が起こりやすくなります。さらに、リンパの流れが悪化することで免疫力が低下し、疲れやすい体質になったり、体重増加を引き起こしたりする可能性もあります。
その他にも、背中が丸まることで顔のたるみやほうれい線の原因となり、美容面でも女性にとって大きなデメリットとなります。